メーカーに頼らず世界に挑む異色レーサー　モルドバやウクライナ拠点

　日本のホンダやカワサキ、イタリアのドゥカティ、ドイツのBMW――。

　オートバイレースの世界選手権に参戦して10年、レーサーとして電動バイクも含めて様々なメーカーのマシンに乗ってきた。特定メーカーの後押しで世界に挑む人が多い日本のレース界で、大久保光さん（31）は異色の存在だ。

　主戦場の世界耐久選手権のほか、昨年は英国などのレースに「助っ人」として参戦した。選手権全体でなく1戦から数戦を走る契約で、今年は中国チームでもアジア選手権に出る。

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